蒸留方法による味わいの違い

減圧
蒸留

華やかな香りとソフトな味。

昭和50年代から普及した方法です。
減圧蒸留は蒸留器を密閉し、真空ポンプで蒸留缶内の空気を引き出し、気圧を下げることにより沸点をさげて蒸留します。
これにより加熱による化学変化が起こらず、もろみに含まれる香りや味の成分をそのまま取り出します。穏やかで軽快な味わいとなり、現在主流となっています。

常圧
蒸留

濃厚な香りとコク。

球磨焼酎の伝統的な蒸留方法です。
常圧蒸留とは、地上の大気圧(水の沸点が100℃の状態)で蒸留することにより、もろみが高温で沸騰し、沸点の高い成分や加熱により化学変化してできた成分などが留出して独特な香りと濃醇な味わいを生み出す蒸留です。
原酒は貯蔵する事によって、より深みのある味わいとなります。

貯蔵方法等による色・味わいの違い

樽熟成

ウィスキーのような風味。

焼酎の原酒を樫樽で貯蔵することによって、樽由来の香りや味わいを付与します。
減圧蒸留酒と常圧蒸留酒どちらも樽熟成されますが、それぞれの原酒や貯蔵する樽の種類によって香りや味わいも違ってきます。

※更に細かく分けると、麹では白麹・黒麹・黄麹を使用しているもの。酵母に清酒酵留や独自の酵母を使っているもの、貯蔵においてカメを使用しているもの、長期貯蔵しているもの(古酒とは3年以上貯蔵したもの)などがあり、さまざまなバリエーションの球磨焼酎が現在提供されています。

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